電気屋対じいちゃん

天気　晴れ～～～～～～

蒸し暑い蒸し暑い

下の台所の　テレビが前々から　映りが悪かった
やっと　じいちゃん購入を決意したようだ

デジタル？放送を受信する為　電気屋さんが工事にやってきた　この電気屋さん
死んだじいちゃんの頃からの　付き合いで　今のじいちゃんと　同い年らしい

うちのじいちゃん　日曜大工系はすごく得意で　道具もそろっている

アンテナの線を　出すために　壁を壊した　それはいいのだけれど
いろんな線が　入っていて　壁の中は　木があったり　なかなか難しい
それなのに　じいちゃん電気ドリルで　ガガガガっーーーって　やって
アンテナの線を　切断　テレビが映らない
電気屋さんは　いい迷惑　あれこれ　どうしたらいいか　じっくり考えてあるのに
じいちゃん　また　反対側の壁を　ガガガガッーーーーーー
まだ　一番大事な線は残っているのを確認

電気屋さん　「もういい　自分がする」と　ジワジワと　仕事開始

それが　気短い　じいちゃんには　見ていられない様子
「その横を　もっと削ればいい」と　横はいり　　またもや　ドリル

「やめて　もうよか　そっちの線ば切ったらどうしようもなかけん　よかよか　やめてくれ」

じいちゃん　「俺の方が　そがんとは　得意やけん　よかじゃん」　ガガガガーーー

「頼むけん　やめてくれ　本職にまかせて　ほんとにやめてくれ」　電気屋さん

私　懐中電灯持ちながら　「じいちゃん　ノコの先が　線に当たりよるよ　もう　変わらんね」

わ～わ～　2人で言っも聞き入れず　やるだけやって　満足したのか　やっと　交代して
電気屋さんが　切れた線を　ハンダでつけて　無事映るようになりました

電気屋さんは　人の家の壁を　ボコボコあける訳にいかないから
じっくり　考えながらして　いたのに　じいちゃん　手伝ったつもりで　邪魔したのでした